鶴岡商工会議所

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特産品開発(地域活性化委員会)

特産品開発の取り組み

鶴岡市には、城下町の歴史と文化を感じることができる歴史的建造物などの観光資源や、国内で唯一ユネスコにも認められた先人から受け継がれる豊かな食文化、戊辰戦争後に武士が刀を鍬に替えて開墾したことに始まり今に受け継がれてきたシルク産業など、他に誇れる地域資源が数多くあります。
これらの地域資源を有効に活用し、地域活性化に結び付けていくため、鶴岡商工会議所では平成27年度に策定した中期行動計画の中で、「鶴岡・庄内が培ってきた資源やポテンシャルの活用」、「地域の優れた産品の販売と観光客の誘致に向けた海外戦略の展開」などを基本戦略・重点事業に位置付け、地域活性化委員会が中心となって、地域資源を活用した特産品開発に取り組んでいます。

地域資源のシルク(kibiso)を用いた特産品開発

kibisoシルクタイ

鶴岡の絹・シルクは、戊辰戦争後に武士が刀を鍬に持ち替えて開墾した松ヶ岡開墾場の歴史に始まり、養蚕から製糸・製織・精錬・染色・プリント・縫製までの生産工程が1つの地域で完結する稀有な特色を有しています。
最盛期には、市内の労働者の5割がシルクに関連する産業に従事し、鶴岡の発展を牽引しました。海外製品や化繊の台頭により、徐々にシルク産業は衰退していきましたが、現在でも全国で2社しかない製糸会社、洋装絹織物加工で日本一の生産量を持つ精錬会社、機械ではできない高度な手染めでブランド品を手掛ける捺染会社などが集積しています。
近年では、織物には不向きとされてきた、蚕が繭を作るときに最初に吐く糸=キビソに着目し、その独自の風合いを生かした「KIBISO」ブランドも生まれています。 鶴岡商工会議所では、この地域資源をさらに磨き上げていくために、小規模事業者地域活力新事業全国展開支援事業などの補助事業を活用し、新たな特産品開発に取り組んでいます。
平成28年度にはkibisoを活用した男性用アイテムのネクタイ及びブランド力・販売力を高めるパッケージを試作し、地域資源の一層の活用を図っています。